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思春期講座で話題提供してきました!

 2014年2月22日(土)札幌市のエルプラザにて、さっぽろ子育てネットワーク主催の学習会「子育て山あり谷ありPartⅡ―どう乗り越えるの?思春期・青年期の子育て―」が開催されました。当会の丸山修会長との吉光紀喜副会長が話題提供者として参加しました。事務局長の吉岡も思春期の子育て真っ最中ということで、参加してきました。交流会のテーマは「思春期こそお父さんの出番?」でした。参加してみての感想を丸山会長、吉光副会長に寄せてもらいましたので、ご覧ください。(事務局吉岡)

 

子育て山あり谷あり 「思春期こそお父さんの出番」に出席して

父親ネットワーク北海道  丸山修

  この度さっぽろ子育てネットワークのご依頼で、父親ネットワーク北海道会長として又、二人の娘を持つ親として、私の若い頃からの思いを実例など交えながら話をさせて頂きました。当初、私の思いでは出席の方々はお母さん達が多いのだろうと会場に入ったのですが父さん方の面々、一挙に緊張感を覚えたのが本音です。私の話が通用するのか、地域や年齢が変わればそれぞれの考え方や、思いが違うのでは・・・・など。子育ては母親の仕事などで話しがスタートしたのですが、子育ては母親だけの仕事ではありません、子育ては夫婦(男女問わず)、子を持つ親として互いに協力し合うのが「子育て=家庭教育=親育ち」ではないのではと思うと同時に、お父さんの子育ての難しさも実感しました。

 限られた時間内での話し合い、この会に参加されたお父さん方から、いろいろな悩みや、ご意見が出たというのは大変実りのあった話合いではなかったかと感じておりますし、まだまだ話し足りないお父さん方がいられると思います。お父さんの子育て奮闘・勉強会など、これからも、これで終わりでは無く回を重ね、交流の場を増やし「子育て・親育ち」など、お父さんの本音トークなどの開催もよいのではないでしょうか。私どもネットワーク北海道でもこのような企画を考え、一人でも多くの参加をつのり意見交流の場を持つ事が出来ればと考えております。沢山のご意見・いろいろな人方との出会いに感謝申し上げます。

 

交流会「思春期こそお父さんの出番?」で話題提供して

父親ネットワーク北海道 吉光紀喜

 「”中学生の男の子を持つお父さん”として話題提供してほしいのですが……」

 このような話を受け、「自分から何を伝えればよいのか?」と悩みながら、「このようなきっかけはない。」と思い、引き受け、話題提供しました。私の仕事の職種上、どちらかというと子どもと接する時間が周りの父親より少ない状況の中で、中学1年生になる長男が、① 大人になったな、② もっとこうしてほしいな、③ このようになってほしくないな、という点を話させてもらいました。それぞれ家庭環境の違う17名が集まった交流会…… 私の話題提供の内容に共感してくれる部分もあり安心と話題提供して良かったという気持ちになりましたが、どちらかというと、その後の意見交換で、参加したみなさんからの話が、今後の子育てにとても参考になりました。家庭環境も、子育て方法も、悩みも十人十色。でも、ひとりで悩まず、十人、百人……と集まって話すことで、そこから解決に向けた糸口が見つかる…… そのように感じた1日でした。

 交流会を企画・進行していただいた、さっぽろ子育てネットワークのみなさまに感謝するとともに、子育てに悩みを持つお父さんを少しでも減らすためにも、このような企画を多く実施してほしいと思います。

 

交流会感想

父親ネットワーク北海道 吉岡亜希子

 思春期の子育て真っ最中の方、乳児のお父さん、学童期のお父さん、シングルファザーとして奮闘している方、30代の子どもがいる方、お孫さんが思春期を迎えているおじいちゃん、結婚はこれからという若者まで、実に多様な男性陣が集まる交流会となりました。交流会ではお父さんの特徴として、「親同士のつながりづくりが苦手である」ことや「娘が中学に入った頃から近寄りがたくなってしまった・・・」といった思春期の娘との関係づくりに苦労があることが語られました。父親と思春期の息子については「手も足も出るぶつかり合い」や「壁もよくへこみました」といった経験が語られる一方、「その後は不思議なぐらいさっぱりとしている」という様子も紹介され、うなずく参加者も少なくありませんでした。中学で子どもがいじめのようなものにあった方からは、父親として学校へ出向き子どもや先生と一緒に考えたという経験も語られました。また、反抗期がなかった子どもが大学生になってから不登校気味になり、父親としてできることを考えながら何度も大学のある地域へ通った経験なども語られました。母親として興味深かったのは、男の子が忘れ物をしたり、歯を磨いたり風呂に入ることを面倒がったりすることは特別なことではないと男性の皆さんが話されていたことです。なるほど、そういうものなのかと納得しました。思春期は娘・息子に関わらずいろいろあるもので、親としては我慢の時期というのが共通したことのようでした。先回りしてあれこれしてしまうのは、子どもが葛藤したり、何かを最後までやり遂げる機会を奪うことになるということ、思春期は寄り添いつつ見守ることが大切であることを交流会で学ぶことができました。今回は、さっぽろ子育てネットワークの皆さんが主催した思春期講座で交流させていただきましたが、次は父親ネットワーク北海道として父親が子育てについて語り合う交流会を開いていけたらと思っています。父親の子育てと父親交流が当たり前になる日を願って・・・。