稚内父親交流会

2012年稚内父親交流会写真2012年1月28日(土)16:00~18:00、稚内市立図書館多目的ホールにて「稚内父親交流会」が開催されました。

「父親ネットワーク北海道」会長の本拠地である稚内で、まずは父親交流の場を!と丸山会長が呼びかけ実現したものです。市内の幼稚園、小学校、中学校からお父さんや先生、地域で子育て活動を行っている住民の方々、およそ30名が参加しました。参加団体活動紹介では、ユニークな取り組みに感心する場面や刺激を受けることも多く、交流することの大切さを実感しました。私も父親ネット事務局長として参加してきました。以下は、当日の感想をまとめ、参加団体へ配布した文章です。(吉岡)


「つながることの楽しさと未来を感じた稚内父親交流会」

父親ネットワーク北海道
事務局長 吉岡亜希子

第1回稚内父親交流会に参加することができ、大変うれしく思っています。団体の報告では、雪中レクやベンチの制作、サマーキャンドル、アイスキャンドルの制作、交通安全の看板づくりなど特色のある活動が紹介されました。どの団体もお父さんたちが楽しみながら取り組んでいる様子が伝わりました。地域のお祭りで行われるボートレースに参加したお父さんたちの発想のユニークさには脱帽しました。上位入賞し、賞金を得て子どもたちの活動に還元したいと大真面目に芝生の上で練習するチーム、惜しくも入賞を逃し涙をのむチームなど、お父さんたちの心意気に感動しました。入賞を決め、誇らしげに集合写真に収まるお父さん達が地域の子育て新聞に掲載されていました。こういった活動をしっかり報告する媒体があることも素晴らしいことと思いました。

各団体に共通していたことは、話し合いながら活動を作り上げていることと堅苦しくないヨコのつながりを大切にしていることだと思います。語り合い、時には?飲みながら、今、子どもに何が必要かを見出して活動を作り上げているのですね。

また、地域の特性を生かした活動を意識されていることも印象的です。町内会の伝統・つながりを大切にしながら活動を作り上げている地域、PTA・育成部・町内会が手を取り合って活動を作り上げている地域、新しくできた地域では学校を拠点に自分たちで組織を立ち上げ活動を作り上げるなど、自分たちの住むところにあった子どもたちのための環境づくりの工夫を確認することができました。

さらに、保・幼・小・中といった子どもの年齢を越えたつながりがある点も稚内の父親の会の特徴だと感じました。現代社会は、子育て文化の伝承が難しいと言われていますが、稚内では子育ての先輩お父さんと若手お父さん、そして先生たちが活動を通して自然に交流できていると思いました。

昨年12月に設立しました「父親ネットワーク北海道」では、子どもたちのために力を合わせがんばるお父さん達の情報交換と励まし合いを目指しています。今回の稚内父親交流会をお手本に父親のネットワークを広げていきたいと思っています。全道各地で行われているお父さんたちの取り組みを掘り起こし、積極的に交流していきたいと思っていますので、稚内の皆さま、今後ともどうぞよろしくお願い致します。