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父親ネット 新得町交流会開催しました!

1月26日(土)、新得町に於いて「父親ネットワーク北海道 新得町交流会」を開催しました。新得のお父さん4名、鹿追1名、苫小牧3名、札幌2名の10名での交流となりました。この日は、道北地方が大荒れの天候で、交通機関は運休、一般道路も閉鎖するなど大変な一日でした。新得町は晴天ですがすがしい日でしたが、稚内から参加を予定していた会員は家から出発することさえできない状況で(大雪で車を出せない!)、苫小牧と札幌の会員の参加となりました。

 交流会は、新得の「スロウイン楓(ふう)」というお宿で開催しました。一日限定一組という宿でしたので、たっぷり時間をかけて交流することができました。前半は、それぞれのグループの実践を報告しあいました。新たに会員として仲間になりました「新得中学校PTA OB・OGの会」の皆さんからは、設立して間もないということもあり、20年以上にわたり活動してきた「苫小牧啓北中学校オヤジの会・OB会」の活動内容に関して、たくさんの質問がありました。特に子どもたちとのスポーツ交流や「本音トーク」という子どもと親の意見交換会について高い関心が寄せられました。今後の活動に今回の実践交流を生かしていただけたらうれしいです。

 2時間の交流会を経て、同じ会場で懇親会を行いました。この日、初めて会ったはず!?と思わせるほど盛会になりました(笑)。話が尽きず、遅くまで語り合いました。大雪で参加できなかった稚内の会員からは、ぜひ、雪のない季節に新得町でもう一度交流会を開催したい!という熱いメッセージをいただきましたので、今年の夏ごろ、再訪することになるかもしれません。

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 交流会には、宗谷で22年、十勝で10年過ごされてきた鹿追町立瓜幕小学校町村校長先生が応援に駆け付けてくれました。先生からは「宗谷や十勝での経験から共通して思うことは、おやじの会があったり、お母さん・お父さんが協力して関わっている学校は、落ち着きがあり、活発だということ。肌で感じています」という言葉をいただきました。また、瓜幕で行っている山村留学の経験からお母さんやお父さん、地域の方々、教員、行政の人たち皆がつながることの大切さも教えていただきました。

 

 父親ネットの活動を応援してくれている「さっぽろ子育てネットワーク」代表の河野さんも交流会に参加してくれました。河野さんからは新得や苫小牧のお父さんたちの活動について3つの点で評価していただきました。「異年齢、多世代の組織であることの意味があると思います。現役のPTAというのは親の方も近い年齢ですが、OB会であれば異年齢の力を子育て真っ最中の親を支えるという方向につなげていけるのではないかと思うのです。世代をつなげていく意味があると思います。もう一つは、OB会は地域と学校を結んでいくことにつながっていると思います。地域のおじさんとして長くかかわっていける、総合的に見渡していけるようなつながりで地域をみていくことができるように思います。もうひとつは“ノミュニケーション“です。利害関係のないところでつながり、大人にとっても心地の良い居場所になるつながりはとても大事なこと。こういった場を求められているから苫小牧や稚内のOB会は、長く続けていけるのではないかと思います。こうしたつながりが増えていくと地域はもっとよくなるのではないかと思っています」。

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 長時間にわたり参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。これからも末永くよろしくお願い致します。(事務局 吉岡)

前列左から新得・菊地浩保さん、鹿追・町村俊彦先生、苫小牧・高橋正和さん、札幌・河野和枝さん、後列左から苫小牧・小田修裕さん、新得・中村吉克さん、新得・堀篭光雄さん、新得・伊藤仁浩さん、苫小牧・赤澤稔彦さん、札幌・吉岡亜希子