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■報告■啓北中オヤジの会OB会・潮中父親の会OB会<稚内交流会>

交流会集合写真2012年7月21日(土)16:00~18:00 に苫小牧・啓北中学校オヤジの会OB会と稚内・潮見が丘中学校父親の会OB会の稚内交流会が開催されました。全道的な父親交流・励まし合いを目指し、総勢21名の親たちが潮見が丘中学校に集合し、語り合いました!昨年の11月12日に稚内・潮見が丘中父親の会OB会が苫小牧・啓北中オヤジの会OB会を訪問し親交を深めました。今回は、苫小牧のオヤジの会OB会が稚内の地を訪ね、お互いの理解を一層深めるために集結したわけです。交流会には、啓北中学校の佐藤校長先生や潮見が丘中学校の白田校長先生、安栄教頭先生にも参加いただき、熱い議論で大いに盛り上がりました。また、来賓として稚内市教育委員会の手島教育長にもお越しいただき、激励していただきました。手島教育長には、札幌で開かれた設立集会にも来ていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。教育委員会からは吉田教育部長をはじめ職員の方にもご出席いただき、大きな励みとなりました。さらに、札幌からさっぽろ子育てネットワーク沢村事務局長も駆けつけてくださいました。皆さん、手弁当で集まって、何時間にもわたり子育て・教育について語り合うのですから、すごい!としか言いようがありません。本当に本当にありがとうございます。

さて、交流会の様子を紹介いたしますと・・・⇒今回は、次の4つのテーマについて語り合いました。  ①OB達ができる親教育とは? ②地域からできる学校支援とは? ③おやじの会をどのように次世代につなげていくか? ④交流会を継続する秘訣は?

OB達ができる親教育については、最初にいまどきの若いお父さんの様子が報告されました。その中で若い世代は人と関わること自体を望まない傾向にあるのではないかという意見や、核家族化、社会環境の変化で群れて遊ぶことがない子ども時代を過ごしたことによる世代の特徴などがだされました。さらに、「種々雑多な人たちが集まるという経験がない世代を仲間に引き入れるのは難しいこと」、「大人同士の仲間づくりということを意識することでつながりをつくれるのではないか」、「若い世代が関わりやすいツールをたくさん用意して、少しでも興味を示してくれるひとがいたら一緒に活動する。そして、それが楽しいなと思ってもらえる態勢をいかにつくるかが大切なのでは」、「先輩親ほど雑用を引き受け、思いやりをもって接していけば、仲間になっていくはず」、「一緒に活動をしていくためには経験も必要。親になってからでももちろん大丈夫だが、子どもの時代から群れて遊ぶこと、一緒に活動するという経験をする機会をつくることも我々の役目なのではないか」といった意見がだされました。

地域からできる学校支援については、まず、子どもたちの育ちに対して何ができるのかについて意見がだされました。「親戚でもないよそのお父さん達と子ども達が接点をもつこと、それ自体が今の時代には大事なこと」、「難しく考えるのではなく、シンプルに親ではない大人達と会う機会をつくることの意味は大きい」、「子ども達と会ったときに挨拶をする、それが人間と人間のふれあいの大切なところ。そこから始まる」。次に地域と学校の関わりについて、「学校で困ったことがあれば、地域にお願いすればいい。学校のためなら地域の誰かが必ず手伝ってくれる。これを続けていくと地域の人から学校に対して、何か困ったことはないかいと聞いてくれるようになるのです」といった意見がだされました。そして、「ひとりひとりの子どもに対して、自分の子どもと同じように愛情をかけて育てていく、それを実感した子どもたちは、大人になってから地域のために力を発揮してくれると思うのです」といった意見がだされました。

苫小牧・啓北中オヤジの会OB会のみなさん

苫小牧・啓北中オヤジの会OB会のみなさん

おやじの会をどのように次世代につなげていくか~そのためにどんな工夫をしていくか?というテーマについては、「とても楽しい活動なので、それを経験できるチャンネルをどう増やしていくかだと思うんです」、「活動の場に来て、体で感じてもらうということが大切」、「大学生や高校生にボランティアで来てもらうのはどうか。将来の父親候補でもあるので、長期計画で」、「会報を出したりしながらやっているが、お母さんたちの協力は大きい。夫への声掛けで入る人も少なくないようだ」、「モノづくりから始めると入りやすいと思う」、「こういう活動に興味のある人は一定数いるのは分かっているのですが、誰かは分からない。一本釣りされるのを待っている人をどう見つけ出すかが課題」等など、様々な意見がでました。が、やはり決定打はありません。それぞれが工夫をしながら地道に取り組むことが必要ですね。

交流会を継続する秘訣は?というテーマでは、何よりも顔と顔が見えるように“会う”ことを大切にしたいということで意見が一致しました。そして、北海道内の様々な地域に出向き、少しずつ仲間を増やしていくことを確認し閉会となりました!

交流会後に行われた懇親会でも熱い熱い子育て談義が続きました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

<報告>父親ネットワーク北海道事務局長 吉岡