報告 父親ネットワーク北海道ミニ交流会(札幌)

7月13日(土曜日)18:00~父親ネットワーク北海道ミニ交流会を開催しました! 乳幼児のお子さんの子育てに奮闘中のパパさんを囲んでの交流会でした。先輩お父さん、お母さんの子育て体験談や地域で子育て仲間をつくるための取り組みなどの情報交換でおおいに盛り上がりました。若い世代のお父さんからいただいた交流会の申し込みに父親ネットワークのお父さんたちは、大感激\(^^)/。個人、グループ問わず、交流会のご希望がございました、どしどしお寄せください。お待ちしております!(事務局 吉岡)

参加者は、左手前から沢村さん、河野さん、鈴木さん、若原さん、吉田さん、小賀さん、岩寺さん、丸山さん、吉岡の9名でした。

参加者は、左手前から沢村さん、河野さん、鈴木さん、若原さん、吉田さん、小賀さん、岩寺さん、丸山さん、吉岡(撮影担当)の9名でした。

報告 第2回稚内父親交流会

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 2013年6月22日(土)稚内市総合勤労者会館にて、「第2回稚内父親交流会」が開催されました。参加者は、34名。稚内のお父さん、お母さん、先生方、社会教育に関わる地域の皆さん、行政の方々、学生など多彩な顔ぶれによる交流会でした。交流会では、激励に駆け付けてくださった表純一稚内市教育長と沢村紀子さっぽろ子育てネットワーク事務局長の挨拶から始まり、参加者全員の自己紹介、市内の小中学校でグループ活動を行っているお父さんたちからの実践紹介が行われました。

 

大学生の皆さんにお話してきました!

佐々木副会長は活動の様子をパワーポイントで紹介しました    CIMG2400

 札幌国際大学で幼稚園教諭や保育士を目指す学生が受講する「家庭支援論」(6月11日)に父親ネットワーク北海道の佐々木副会長がゲストスピーカーとして登壇しました。佐々木副会長が長年取り組んできた平和幼稚園「おやじクラブ」の実践を紹介し、親がつながりあうこと、わが子はもちろん、わが子の周りの子どもたちも可愛がっていくことの喜び、先生たちと信頼関係を結ぶことの大切さなどを学生の皆さんに熱く語りました。学生の皆さんからは、「『おやじの会』そのものを知らなかった、自分の父親がおやじの会の活動をしていたが活動の意味がいまわかりました、子どももお父さんたちお母さんたちも楽しそう、自分が園の先生になったらぜひ同じような取り組みに挑戦してみたい」という感想が寄せられました。佐々木副会長は、受講生全員が書いてくれた感想に激励の言葉を書き込み後日返却、学生たちはその熱意に感激していました。佐々木副会長は、昨年に引き続き二回目のゲストスピーカーでしたが年々パワーアップしています!父親ネットのお父さんたちは、お声をかけていただければ、可能な限り交流に参ります。大学の講義はもちろん、地域組織の学習会などでも多くの皆さんと交流できたらと考えています。平和幼稚園「おやじクラブ」の取り組みについては、本ホームページのリンクからどうぞ!(事務局 吉岡)

丸山会長が大学生に向けて講演しました

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大学生に講演する丸山会長

 5月10日(金)に、丸山修会長が稚内北星学園大学で講演しました。講演したのは情報メディア学部・地域創造学科の「社会教育計画Ⅰ」という講義で、3年生を中心とした学生12名・教員2名が聴講しました。

 講演内容は、PTA・父親の会の現役時代のエピソードから始まって、OB会、父親ネットワーク北海道の設立へと広がり、多くの”仲間”できていく経緯や具体的な活動等についてです。OB会のスローガンのひとつ「継続は力なり」に込めた思いや、大人が子どもの目線に立って対等に関わることの大切さ、また地域の大人・父親どうしが”つながる”ことの大切さを学生たちに熱く語りました。なかには丸山会長が現役PTA会長の時代に中学生だった学生もいて、当時を思い出しながら熱心にお話を聞いていました。

 講演終了後には、学生たちから「(義務や強制でないのに)自然に人が集まったり、行動していることが印象に残った」「活動している父親たち自身が楽しむことが重要だと思った」「カッコイイお父さんたちだと思った」などの感想が聞かれました。

 大学生は子どもから大人になる転換期にあって、近い将来「父親・母親」になる世代です。こうした世代に、”先輩”としての姿を見せたり、経験や想いを語ったりすることは、将来、私たちの仲間になる”後輩”たちを育てることにつながるのではないでしょうか。そのために、今後もこうした取り組みを続けていきたいですね。(事務局 若原)

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学生から質問が出る場面もありました

 

 

新得町交流会感想「自分たちの考えを存分に話し合うことができました」

 

 会場である楓に向かう車中、少々不安にかられていました。
 数日前に送られてきた スケジュール。本当に気軽に飲みに行く気持ちでよいのだろうか?
 かしこまって行かなくては、いけないのでは?
 わざわざ新得まで何をしに来るんだろう?
 何か悪い宗教に勧誘されるのではないだろうか?
 と 様々な考えが、頭をよぎります。
 それは、楓に着いて顔を合わせても変わるものではありません。
 さあ 本分である父親ネットワークにおける活動や意見交換の始まりです。
 事務局の吉岡さんの巧みな仕切りもあり、各地域の様々な活動や事情を知ることができました。
 又 先ほどまでの不安とは裏腹に自分たちの意見や考えを存分に話してしまい
 いつの間にか 熱くなっていたのではないでしょうか・・・・・
 この後の交流会 盛り上がったのは、言うまでも無い話です。
 気軽に飲みに行くでいいんです。かしこまらなくていいんです。新得に飲みに来たんでしょう。
 我々が会を立ち上げた趣旨は、皆さんとあらかた一緒であると実感しました。
 PTA活動で知り合った仲間と 子供が卒業後も まだ飲みたい まだ話したいという気持ちから
 我々は始まっています。
 その後に地域の子供たちになのです。皆さんとは逆なのかもしれませんが、あの場で飲みニケーションの大切さを
 皆さんも話していました。まさにそこです!それが大事だと思います!
 PTAを卒業後繋がりを無くすのではなく、日々 飲みながら話をし、現PTA,、PTA予備軍 また子供たちに助言手助けをで 
 きる存在が父親ネットワークなのかなとも感じました。
 最初の不安もなんのその 楽しい時間、有意義な時間 誠にありがとうございました。
新得中学校 PTA OB OGの会

                                           会長   菊地 浩保  

父親ネット 新得町交流会開催しました!

1月26日(土)、新得町に於いて「父親ネットワーク北海道 新得町交流会」を開催しました。新得のお父さん4名、鹿追1名、苫小牧3名、札幌2名の10名での交流となりました。この日は、道北地方が大荒れの天候で、交通機関は運休、一般道路も閉鎖するなど大変な一日でした。新得町は晴天ですがすがしい日でしたが、稚内から参加を予定していた会員は家から出発することさえできない状況で(大雪で車を出せない!)、苫小牧と札幌の会員の参加となりました。

 交流会は、新得の「スロウイン楓(ふう)」というお宿で開催しました。一日限定一組という宿でしたので、たっぷり時間をかけて交流することができました。前半は、それぞれのグループの実践を報告しあいました。新たに会員として仲間になりました「新得中学校PTA OB・OGの会」の皆さんからは、設立して間もないということもあり、20年以上にわたり活動してきた「苫小牧啓北中学校オヤジの会・OB会」の活動内容に関して、たくさんの質問がありました。特に子どもたちとのスポーツ交流や「本音トーク」という子どもと親の意見交換会について高い関心が寄せられました。今後の活動に今回の実践交流を生かしていただけたらうれしいです。

 2時間の交流会を経て、同じ会場で懇親会を行いました。この日、初めて会ったはず!?と思わせるほど盛会になりました(笑)。話が尽きず、遅くまで語り合いました。大雪で参加できなかった稚内の会員からは、ぜひ、雪のない季節に新得町でもう一度交流会を開催したい!という熱いメッセージをいただきましたので、今年の夏ごろ、再訪することになるかもしれません。

◇                        ◇

 交流会には、宗谷で22年、十勝で10年過ごされてきた鹿追町立瓜幕小学校町村校長先生が応援に駆け付けてくれました。先生からは「宗谷や十勝での経験から共通して思うことは、おやじの会があったり、お母さん・お父さんが協力して関わっている学校は、落ち着きがあり、活発だということ。肌で感じています」という言葉をいただきました。また、瓜幕で行っている山村留学の経験からお母さんやお父さん、地域の方々、教員、行政の人たち皆がつながることの大切さも教えていただきました。

 

 父親ネットの活動を応援してくれている「さっぽろ子育てネットワーク」代表の河野さんも交流会に参加してくれました。河野さんからは新得や苫小牧のお父さんたちの活動について3つの点で評価していただきました。「異年齢、多世代の組織であることの意味があると思います。現役のPTAというのは親の方も近い年齢ですが、OB会であれば異年齢の力を子育て真っ最中の親を支えるという方向につなげていけるのではないかと思うのです。世代をつなげていく意味があると思います。もう一つは、OB会は地域と学校を結んでいくことにつながっていると思います。地域のおじさんとして長くかかわっていける、総合的に見渡していけるようなつながりで地域をみていくことができるように思います。もうひとつは“ノミュニケーション“です。利害関係のないところでつながり、大人にとっても心地の良い居場所になるつながりはとても大事なこと。こういった場を求められているから苫小牧や稚内のOB会は、長く続けていけるのではないかと思います。こうしたつながりが増えていくと地域はもっとよくなるのではないかと思っています」。

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 長時間にわたり参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。これからも末永くよろしくお願い致します。(事務局 吉岡)

前列左から新得・菊地浩保さん、鹿追・町村俊彦先生、苫小牧・高橋正和さん、札幌・河野和枝さん、後列左から苫小牧・小田修裕さん、新得・中村吉克さん、新得・堀篭光雄さん、新得・伊藤仁浩さん、苫小牧・赤澤稔彦さん、札幌・吉岡亜希子

 

第10回全国おやじサミットinさっぽろに出席しました!

全体会

2012年11月3日(土曜日)に札幌市エルプラザにて、第10回全国おやじサミットが開催されました。父親ネットワーク北海道のメンバーも多数参加し、全国のお父さんたち、お母さんたちと交流を深めました。全国おやじサミットはこれまで西日本で開催されてきたため、東日本では初の開催とのことでした。第1回から第9回までの開催地は、順に香川県、三重県、京都府、鳥取県、広島県、富山県、大分県、兵庫県、熊本県、そして10回目が北海道です。過去の開催地すべてからお父さんたちが駆け付けていました。本当に驚きです。今回の札幌開催の特徴は、なんといっても特別支援学校のお父さんたちがつくるネットワークのメンバーが力を発揮していた点です。札幌市内27校のおやじの会で構成する「札幌おやじネットワーク」と北海道内57校の特別支援学校PTA、おやじの会等で構成される「北海道特別支援学校おやじネットワーク」がつながって開催の日を迎えたとのことです。もうひとつの特徴は、社会問題としてクローズアップされている「いじめ」について、真剣に話し合ったことです。分科会では「おやじの会と地域のつながりについて」や「障がいのある子どもをもつおやじの存在とおやじの会の活動について」、「いじめ 今おやじにできること」などが議論されました。

参加者はよそ350名。そのうちの3分の1が特別支援のお父さん、お母さん、先生方とのことでした。地域を超えてつながりあって、自分の子どもも自分の周りにいる子どもたちもみんなでかわいがっていこうという思いは同じでした。札幌での二つの挑戦~特別支援のお父さんとのコラボレーション、現代的な子育て課題に真正面から取り組み、目を背けない。こういった取り組みが、新しいお父さんたちの子育て文化の創造の一歩になっていくのだと実感しました。

来年の全国おやじサミットは、宮城県で開催です。2013年10月12日~13日、宮城県蔵王自然の家が会場とのことです。今回、全国おやじサミットに参加し、「札幌おやじネットワーク」の皆さんや「北海道特別支援学校おやじネットワーク」の皆さんともつながりができました。ぜひ、来年も交流し、この輪をひろげていきたいと思っています。

特別支援のお父さんたちでつくる北海道のおやじサミット「第9回北海道特別支援学校おやじサミットIn上川(仮称)」も開催予定です。2013年9月ごろ、旭川市が会場です。こちらもぜひご参加ください。

父親ネットワーク北海道事務局長 吉岡

父親ネットワーク北海道「全体交流会」御礼

 

「いじめ」ついて、真剣に語り合いました

 

全体交流会

2012年10月6日、父親ネットワーク北海道「第一回全体交流会」を開催しました。最北の地・稚内市での開催でしたが、苫小牧や札幌から駆け付けてくれた仲間たちによって、熱い議論を交わすことができました。全体交流会での意見交換は、「いじめに対して親としての課題・学校との連携」をテーマに行いました。いじめを苦に、子どもたちが命を絶ってしまうという事件が起こっています。我々大人は、いじめに対し、「しょうがない」、「大人にだっていじめはあるし・・」といったあきらめの気持ちも入りまじり、正面から向き合うことを避けてしまうことがあります。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。解決策が簡単にみつかるものではないことは分かっていますが、少なくともいじめの問題から目を背けない姿勢だけは子どもたちに示したいと考え、今回「いじめ」について真正面から議論しました。

 

意見交換1

意見交換2

 

来賓として参加いただきました稚内市教育相談所・平間信雄所長より交流会の感想が寄せられました。我々の思いを汲み取っていただいた感想文は、ぜひ、多くの方々にも読んでいただきたいと思っております。平間先生より了解をいただきましたので、HPで紹介させていただきます。

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10.6父親ネットワーク北海道 全体交流会の感想

稚内市教育相談所 所長 平間信雄

 

1,『大人』に鋭いメスが!

「いじめについて語ることを大人が避けていないだろうか」

「この全体交流会であらゆる角度から話し合ってほしい」と丸山会長が問いかけ、二つの分散会に別れて話し合いが始まりました。

・大人社会が開発したネット社会。犠牲になっている子どもたち。大人が作り替えよう。

・いじめは『ある』という前提で家庭教育をすべき。その内容は『救う勇気』を教えること。

・核家族時代は、権利を主張するが義務を果たさない大人が増えている。

・『逃げる父さん、必死の母さん』これが家庭の実態。愛を育てよう。

・処方箋のない課題だ。幸せの方程式はない。親の日々のふれあいが大切。

大人のあり様、家庭のあり様、学校・地域のあり様に意見が集中しました。

批判や告発ではなく、あるべき方向や活動のあり方を話す父親の方々に感心し、私も真剣に考えることができました。

 

2,『サンマ』のメッセージ

  「大人社会をつくりかえよう。未来ある子どものために大人の立場や信条の違いを乗り越えて、今すぐできるところからはじめよう。」参加者の心が膨らみました。

  共通する心の膨らみは、三つのメッセージでした。

 

①    大人の『仲間』をつくろう。

私たち大人は、出会いや語り合いの勇気を少しずつ育て合う仲間をつくろう。

仲間との響き合いが元気の原動力。

孤立した大人社会から抜けだし、大人同士のつながりで元気を再生しませんか。

 

②    子どもの『空間』をつくりかえよう。

子どもは三つの空間(家庭・学校・地域)で育ちます。

この空間をつくりかえるのが大人の役目。

批判や対立ではなく、連携と共同の取り組みを交流しませんか。

 

③    みんなで『時間』を創ろう。

忙しい世の中です。大人も、ついついサボりたくなります。

時間を創る大人の葛藤が必要。

子どもは懸命に生きています。子どもに負けないためには、子どもの顔が見える『三間の時間』をもっと創りませんか。

 

3.『三間』の運動の広がりを

   日本最北端・稚内で語り合った札幌・苫小牧・稚内のおやじたち。

  「小さな輪から大きな輪へ」~築こう親連携~をテーマに『三間』のネットワークの活動が交流されました。子ども達の成長を温かく見守る環境づくりの運動。それは、おやじネットワークの『三間』の運動であることを学びました。

改めて役員・事務局・参加者の皆様に心から感謝申し上げます。